特にどうしても飲みたいというわけでもないけれど,習慣で毎晩晩酌をしてしまうということはありませんか?
お酒が好きな人が末永くお酒と付き合うためにも,時には節制も必要です。
今日は,ダラダラ晩酌をやめるための方法をお話します。
<目次>
1.ついやってしまう「ダラダラ晩酌」
2.ダラダラ晩酌をやめる5つの方法
3.酒好きだからこそ節制も必要
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1.ついやってしまう「ダラダラ晩酌」
私も若い頃からお酒が大好きでした。
適量であれば,適度な解放感を味わえて,ストレス解消にもなりますし,人とのコミュニケーションの手段としても良いものです。
また,私は食べることも好きなので,その食事やつまみに合うお酒を味わうのも大きな楽しみです。
しかし,お酒の飲みすぎは当然体調を悪くする原因にもなりますし,アルコール依存症の危険も無視できません。
また,ダラダラとお酒を飲んでいる時間も馬鹿になりません。
当然お金もかかります。
ということで,メリハリをつけてお酒を飲めれば良いのですが,お酒というものは常習性があり,飲むことが習慣になっていると,毎日でも飲みたくなってしまうものです。
そして,毎晩のようにダラダラと晩酌をすることが習慣になってしまうと,お酒を楽しんでいるというよりも,惰性で飲んでいる,なんとなく家に帰ったら缶ビールを開けてしまう,そんな飲み方になってしまいます。
しかし,私の経験から言えば,こうしたダラダラ晩酌の生活を続けるよりも,飲む日と飲まない日をきちんとわけて,メリハリをつけて飲んだ方がお酒は美味しく飲めるものです。
だとすれば,メリハリをつけるためにも,惰性で飲むダラダラ晩酌はやめて,その時間を有効に使った方が,日々のコスパもよくなりますし,健康の維持にもつながります。
2.ダラダラ晩酌をやめる5つの方法
そうは言っても,ダラダラ晩酌が習慣化してしまうと,仕事で疲れて家に帰ってきたら,とりあえずビールを飲まないといられない,そんな方も多いと思います。
私もそのような気持ちは実によくわかります。
そこで,私なりに経験も踏まえて,このダラダラ晩酌をやめる方法を考えてみました。
(1)できるだけ早くお腹を満たす
酒好きの人でも,お腹が満腹の状態ではあまり飲みたいとは思わないものです。
そこで,帰宅したらすばやく夕飯を,それも炭水化物をお腹に入れてしまうことをお勧めします。
ダラダラ晩酌の習慣が抜けるまで,しばらくは夕食を炭水化物中心のもの,たとえばカレーライス,親子丼,パスタなど,ガッツリとお腹を満たせるメニューにするというのも1つの手です。
夕方に空腹な状態で家に帰ると,やはりお酒を飲みたくなってしまうものです。
ですから,たとえば帰宅時間に空腹のピークがこないように調整する工夫も重要でしょう。
空腹だとつい理性を失って,まあ今日はいいやと思ってつい缶ビールを開けてしまうからです。
私の場合,夕方空腹を感じたら,クノールの粉末スープを飲んだりしてごまかしています。
これをすると,空腹感が抑えられて,同時に「飲みたい!」という衝動も抑えることができます。
(2)夜更かしをしないでなるべく早く寝る
夕食をお腹いっぱいに食べたとしても,夜更かしをしていると小腹が減ってきて,ついビール1杯となってしまいかねません。
また,1日の仕事のストレスなどをためこんだまま夜更かしをすると,やはりアルコールに走ってしまいがちになります。
ですから,夕食でお腹を満たしたら,できるだけ早めに寝るようにすることをお勧めします。
お酒を飲まないで早く寝ると,翌朝の目覚めもよく,とても体調がよくなっていることに気付きます。
この爽快感を味わうと,また休肝日を作ろうというモチベーションにもなります。
(3)お酒を飲むこと以上にワクワクできる予定を作る
ダラダラ晩酌にかかる時間というものも馬鹿になりません。
ダラダラ晩酌をやめれば,夕食はさっさと食べて,自分の好きなことにその時間をあてることができます。
好きな本を読んでも良いですし,録画したテレビ番組を見たり,映画を見たり,様々なことに時間を使うことができます。
私の場合は,ダラダラ晩酌をやめれば,それだけ子どもと遊ぶ時間が増えます。
子どもはあっという間に大きくなってしまい,そのうち親とも遊んでくれなくなりますので,今の時期に子どもとたくさん遊んでおくことは大変貴重なことなのです。
また,お酒を飲まないで寝ると早起きできますので,この早起きをして自分がワクワクすることができるというのも,休肝日のモチベーションになります。
私の場合,朝の時間に,今私が楽しんでやっているキャッシュフローコーチの勉強や,フォトリーディングの勉強などをしています。
また,ランニングも早朝の時間に行います。
(4)お酒が飲めなくなってしまうことを想像する
お酒を飲み過ぎると,様々な病気のリスクが高まります。
中でも,肝臓の病気,肝硬変や肝癌などになってしまうと,もう一生お酒はNGです。
さらに,アルコール依存症の危険も無視できません。
私の知人で,アルコール依存症の治療をしている人から聞いたのですが,アルコール依存症というと,一般的にはかなり中毒症状が進んだ人,たとえば朝からお酒が手放せないとか,お酒を飲まないと手が震えるなど,そんなイメージがあります。
しかし,その人の話によれば,アルコール依存症というものはもっと身近なもので,誰でもなるリスクがあるということです。
そんな,朝から飲んだりするわけではないが,毎晩ダラダラ晩酌を続けていた挙句,いつの間にかアルコール依存症と診断されるようになってしまうパターンもあるそうです。
ご承知の通り,アルコール依存症になれば,これも一生お酒はNGの生活を送らなければなりません。
もし自分が,このまま行けばあと1年でお酒が飲めなくなると想像した場合,1年後に一生お酒NGと宣告されるか,それとも今晩のダラダラ晩酌を我慢するかを考えてみるのも,1つの方法です。
(5)「ダラダラ晩酌」しないことを習慣化する
毎日お酒を飲むことも習慣ですが,毎日お酒を飲まないこともまた習慣です。
ダラダラ晩酌をやめて何日か経つと,夕方になってもそれほどお酒を飲みたいとは思わなくなってきます。
むしろ,お酒抜きで迎えた朝の体調の良さや爽快感,好きなことに時間を使えることのメリットが身体でわかっていますので,自然とダラダラ晩酌はやめようかなと思えるようになります。
お酒のタバコも,離脱症状はやめ始めた最初の頃が一番キツいものです。
しかし,その最初のキツい期間を乗り切れば,徐々に楽になっていくのです。
3.酒好きだからこそ節制も必要
私もそうですが,お酒が好きな方にとって,これから先一生涯お酒NGと言われたらかなりキツいと思います。
だから,末永くお酒と付き合うためにも,ダラダラ晩酌という無駄な習慣はできる限りやめて,お酒と上手に付き合うことが重要です。
同じお酒を飲むにしても,メリハリのついた生活の中で飲んだ方がはるかに美味しいお酒が味わえます。
数日お酒を抜けば,すっかり体調もよくなりますし,体調が良い状態で飲んだ方が当然お酒は美味しいものです。
メリハリのついた生活を手に入れて,末永く楽しくお酒と付き合うためにも,ダラダラ晩酌をやめてみてはいかがでしょうか?