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締め切りや期限を守らないとどうなるか!? ~ 良くて信用失墜、悪ければ懲戒

働くお母さまの為の離婚相談

仕事には期限や締め切りというものがつきものです。

 

中には守っても守らなくても良い、名目的な期限というものもあるかも知れませんが、社会人としての仕事の場合、多くは決められた締め切りや期限を守らないといろいろな場面で支障を来します。

 

私たち弁護士の場合は、最悪期限に遅れると懲戒処分を受けたり、損害賠償請求を受ける危険性もあります。

<目次>

1.絶対的に遅れられない期限

2.遅れても致命的ではないが、信用をなくす場合

3.期限を守るためには日頃からのスケジュール管理が重要

 

 

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1.絶対的に遅れられない期限

弁護士の仕事をしている場合、絶対にその期限に遅れることが許されないという仕事があります。

 

それは、法律上期限が定められている手続です。

 

これらについては、1日遅れただけでも完全にアウトです。

 

何しろ、法律で期限が定められているのでどうしようもありません。

 

考えたくありませんが、典型的なのは、たとえば地方裁判所の判決が出た後、高等裁判所に不服申立(控訴)をすることができますが、その期限が2週間と決まっています。

 

2週間というとあっという間で、ちょっと他の仕事にかまけていて忘れてしまったりすると、気づいたら2週間の期限を過ぎていたなどということも実際には起こりえます(考えただけでも背筋が寒くなりますが)。

 

あと、たとえば不法行為の損害賠償請求なども3年の時効が定められています。

 

3年というと長いようにも思いますが、たとえば事件から2年半が経過してから依頼を受けたような場合、もたもたしているとあっという間に時効期間が来てしまいます。

 

こうした、法律上決められている期限は、絶対に遅れることは許されません。

 

もし期限に遅れてしまった場合には、所属弁護士会から懲戒処分を受けたり、依頼者から損害賠償請求をされるということにもなりかねません。

 

2.遅れても致命的ではないが、信用をなくす場合

他方、1日でも遅れたらアウトというものではありませんが、やはり期限に遅れると信用をなくす場合があります。

 

たとえば、裁判では、裁判所に提出する書面などの締め切りが定められます。

 

通常は、裁判期日が開かれる1週間前くらいに締め切りが設定されることが多いです。

 

これは、民事裁判の審理を充実させるために、当事者や裁判官が事前に提出された書面を読んだ上で裁判期日にのぞめるようにとの趣旨で期限が設定されます。

 

この書面の提出期限は、もし守らなければ法律上何か不利益を受けるというものではありません。

 

しかし、いつも書面の提出期限を守らないとか、裁判期日のギリギリ直前に書面を出すということを繰り返していると、やはり裁判所や相手方との関係で信用を失います。

 

民事裁判において、裁判官や相手方は一種の交渉相手です。

 

交渉を行う場合の1つの秘訣として、交渉の中身以外の問題で後手に回らないように気をつけるということがあります。

 

書面の提出期限に遅れる、裁判期日に遅刻していくというようなことがあれば、まず交渉のテーブルに着く前に相手方や裁判官から借りを作ってしまい、引け目を負ったまま交渉にのぞまざるを得なくなります。

 

交渉上手な人は、絶対にこのようなミスはしないものです。

 

また、依頼者との関係でも、いろいろと期限付で約束することがあると思います。

 

たとえば、裁判所に提出する書面の下書きを何日までに書いて送りますと約束するような場合です。

 

この場合も、別に遅れたからといって何か致命的なダメージを被ることにはなりません。

 

しかし、それだけ裁判の準備に使える時間が減りますし、何よりこういうことを繰り返していれば、依頼者からの信用を失ってしまいます。

 

依頼者が弁護士に対して満足感を持つか、不満を持つかは、実はこうした小さなことの積み重ねも大きいものなのです。

「顧客満足度を高める秘訣 ~仕事の「結果」だけではなく、実は「過程」が重要」

https://ameblo.jp/bigsaga/entry-12617288098.html?frm=theme

 

あと、本や雑誌等の原稿を依頼されたような場合、結構締め切りは緩く設定されていることも多いように感じます。

 

しかし、それを良いことに、締め切りを守らないということはやめた方がよいと思います。

 

というか、この手の世界は、締め切りを厳格に守らない人が多いので、きちんと締め切りを守るだけで好印象を与えることができると思います。

 

私の経験で、締め切り日に依頼されていた原稿を送ったところ、「締め切りを守っていただいてありがとうございます!」と言われたことがあります。当たり前なんですけどね(笑)。

 

3.期限を守るためには日頃からのスケジュール管理が重要

このように、締め切りや期限は、絶対に遅れることが許されないものから、比較的緩やかなものまで様々あります。

 

ただ、期限や締め切りが設定されるには必ず理由がありますので、やはりそれをきちんと守るということが重要だと思います。

 

期限を守らないと信用を失いますが、期限をきちんと守れば信用が作られます。

 

社会の中で生きていくためには、人からの信用が何より重要です。

 

そして、締め切りや期限に遅れないようにするためには、やはりカギとなるのは日々のスケジュール管理でしょう。

 

定期的に自分のスケジュールやタスク管理を見直す習慣ができていれば、大切な期限を忘れていたとか、期限に間に合わずに慌てるということはなくなると思います。

 

 

 

 

  
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