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ボクが弁護士になりたいと言ったとき、みんなが笑いました。でも・・・(5)

働くお母さまの為の離婚相談

弁護士になるためには、司法試験という難関国家試験に合格しなければなりません。

 

通常、司法試験に合格するのは、東大や京大、早稲田、慶應、中央といういわゆる一流大学の出身者がその大半を占めています。

 

しかし、私は駒澤大学の出身。

 

少なくとも当時はほとんど司法試験の合格実績がない大学でした。

 

そんな、非エリートの私が、どのように司法試験に合格して弁護士になったかをお話します。

第5回 悩んだ挙句、いよいよ司法試験受験を決意!

1 旧司法試験とはどんな試験だったのか?

2 司法試験に対する心理的なとてつもないハードル

3 基本書を読破する〜自信をつけていよいよ決意

 

 

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1.旧司法試験とはどんな試験だったのか?

ところで、私が司法試験を受験した時期は、今のような法科大学院(ロースクール)の制度はまだなく、いわゆる旧司法試験の時代でした。

この旧司法試験は、当時で合格率が2〜3%程度の超難関の国家試験で、「現代の科挙制度」と呼ばれていたほどです。

 

この旧司法試験は、毎年5月に短答式試験(択一試験)、7月に論文式試験、10月に口述試験が行われ、3つの試験にパスして最終合格となります。

 

私が受験した当時は、短答式試験はマークシートの選択式で、試験科目は憲法、民法、刑法の3科目、3時間半で60問を解くというハードな試験でした。

 

そして、この短答式試験に合格すると、次の論文式試験の受験資格が得られます。

 

論文式試験は、毎年7月の暑い時期に2日間にわたって行われる非常に過酷な試験です。

 

試験科目は憲法、民法、刑法に加えて、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の6科目です。

 

1科目あたり2題の論文式の問題が出題され、試験時間は1科目あたり2時間、1日3科目(6時間)で2日間にわたって行われます。

 

この論文試験がとりわけ難関で、この論文試験に合格できれば、あとは口述試験となります。

 

口述試験は、私の時代は憲法、民事系(民法と民事訴訟法のブレンド)、刑事系(刑法と刑事訴訟法のブレンド)の3科目です。

 

口述試験といっても、会社の採用面接のように志望動機を聞かれるといったようなものではなく、法律の中身をバンバン聞かれてそれに答えるという形式です。

 

そして、この口述試験に合格してようやく晴れて最終合格となるのです。

 

当時、この旧司法試験は大変な難関試験で、合格者の平均受験回数が6回とか7回、中には10回以上(試験は1年に1度しか行われませんので、受験期間が10年以上)という強者も珍しくありませんでした。

 

2.司法試験に対する心理的なとてつもないハードル

さて、このような難関な司法試験ですが、当時から合格者の出身大学は、東大、早稲田、京大、慶應、中央の上位5校でそのほとんどが占められており、それに一橋大、大阪大などの一流国立大学や明治、上智、同志社、立命館といった大学が続くという感じでした。

 

私の出身大学である駒澤大学は、当時ほとんど司法試験の合格実績がなく、何年かに1度1人か2人合格者が出れば良い方でした。

 

つまり、司法試験自体が上記のようにとてつもなく難しい試験であることに加えて、合格実績がほとんどない大学の出身であった私が、司法試験を受験するハードルの高さは想像していただけることと思います。

 

ですから、中坊公平弁護士に感化されて司法試験の受験を考えてみたものの、実際に受験を決意するにあたって、私は心理的にとてつもなく高いハードルがありました。

 

おまけに、今さらそんなリスキーな挑戦をしたいと言い出す息子に親は当然反対します。

 

親しい友達に相談しても、「お前、今さらそんなムボーなことはやめておけ。」とまともに取り合ってくれません。

 

まあ、それはそうでしょう。

 

それまでの人生で、ほとんど真面目に勉強してこなかった私が、突然司法試験を受けたいなどと言い出したのですから、周りは腰を抜かしてもおかしくありません。

 

3.基本書を読破する〜自信をつけていよいよ決意

これだけ反対されれば、「う〜ん、やっぱりやめておこうかな。」となりそうなのですが、これだけは不思議なのですが、当時の私は反対されればされるほど、どうしても司法試験を受けたいという気持ちがより一層強くなっていきました。

 

「俺が司法試験を受けて弁護士にならなければ、世の中がダメになってしまう。」そんな心境でした(笑)。

 

今考えると恥ずかしい限り、若かったのでしょうね。

 

ただ、そのように大見栄を切ってみても、内心私自身も本当に司法試験に合格できるかどうか、最後まで頑張りきれるかどうか、自信はほとんどありませんでした。

 

そこで、私は自分の情熱がどの程度のものか、試してみることにしました。

 

当時の司法試験の受験科目は、上記のように、憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の6科目。

 

しかし、その分量がハンパではありません。

 

なにせ、民法は、民法総則、物権法、債権総論、債権各論、家族法とあり、刑法も総論と各論、商法は会社法と手形小切手法、商法総則・商行為法と細かくわかれています。

 

ですから、6科目といっても、勉強しなければならない基本書は10冊以上にもなります。

 

そこで、私は書店に行き、司法試験の受験科目である基本書(専門書)を全部買ってきて、それをとにかく読破することにしたのです。

 

自分が大学院で専攻していた会社法以外は、読んでもよくわからない部分がたくさんありましたが、とにかく一度読破してみる。

 

もし読破できずに途中で辛くなってやめてしまうようであれば、とても司法試験の受験に耐えられませんので、そのときはやめようと思っていました。

 

こうして基本書(専門書)をとにかく読み出したのですが、分からないなりにもとてもおもしろく感じ、むさぼるようにしてすべての基本書を読みました。

 

不思議なことに途中で挫折することもなく、読破したのですが、そうしたところ、もっと深くしっかりと勉強したいという思いが一層強くなりました。

 

このことで、私はほんの少しだけ自分に自信をつけることができました。

 

もしかしたら、俺も頑張ればなんとかなるかもしれない、そんなかすかな希望を胸に、いよいよ本格的に司法試験の受験に取り組むことを決意したのです。

 

次回からは、実際に私が司法試験の受験勉強時代に入ってからのことをお話したいと思います。

 

それでは、また。

 

【編集後記】

昨日は休日でそこそこお酒も飲んだのですが、夜は早く就寝したおかげで今朝も早起きができました。

 

今朝は6キロほど走った後で縄跳び1ラウンド、シャドーボクシングを3ラウンドやってからシャワーを浴び、その後にちょこっと筋トレをやりました。

 

最近、運動があまりできておらず、体重が増えてしまいました(泣)。

 

今週は少し運動に力を入れたいところです。

 

そのためにはお酒を控えなければ。。。。。。

 

  
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